久々に早寝

 場所は恐らく学校。学校祭か何かなんだろうか、だが人はまばら。
 フロアの一番奥の教室が、暗幕の張られた迷路になっており、入口に扇風機を抱えた太ましい猫がいる。ここは蒸気猫の部屋であり、扇風機が回っている間は教室には入れないのだ。

 太ましい蒸気猫は、わしの勤め先で使われているものと殆ど同じ形状の、大型扇風機を抱えている。教室の入口の、入ってすぐ左脇の位置に座っており、眼は大変眠そう。蒸気猫という名前のわりにあたりに蒸気のようなものは見当たらない。
 蒸気猫の扇風機が作動しているときに教室内の暗幕迷路へ入ろうとすると、どういうわけか体全体がふわりと押し出されるような感じをうけ、教室の外へと押し戻されてしまう。強引に入る方法もあるみたいだが、それを行うとグルグルではないが「ハマリ」状態に陥って動けなくなる恐れがあるようだ。

 グルグルではないが、どうもこの学校祭のような行事はゲームの中の出来事(或いはそれに準ずる物)であるらしかった。その証拠にときどきセーブ画面がでてくる、FFっぽいやつ。いつものクセで三つあるセーブ領域のうち二つを使いバックアップをとっておく。